(3)サービスというのは本来、相手を喜ばせるためのものである。しかし同時に、こちらにも喜びが生まれてこなければいけない。相手が喜べば、こちらも人間の自然な感情として嬉(うれ)しくなる。この喜び喜ばれる中にこそ(注1)真(しん)のサービスがある。「この間お届けした商品はいかがですか」と(注2)問(と)うた時、「とても便利で助かっています。いい品物をありがとう」とお客さまが答えくれる。この言葉に(注3)無上(むじょう)の喜びを感じた時、初めて真のサービスができたと言えるだろう。(江口克彦『[新装版]部下の哲学 成功するビジネスマン20の要諦』による)(注1)真(しん)の:本当の(注2)問(と)うた:質問した、たずねた(注3)無上(むじょう)の:これ以上ない
A.お客さまに、「ありがとう」の言葉を言わせることができるもの
B.相手にも喜んでもらい、それを自分の喜びとして受け取れるもの
C.サービスを受けた相手が、無上の喜びを感じてくれるようなもの
D..届けた商品が相手の役に立っていると、はっきり感じ取れるもの