问题 单项选择题

自分の能力や適性と、実際に就いている職業や希望する職業、あるいは生き方が必要とする能力や適性との間のギャップに悩むというのは、①よくあることです。むしろピッタリ一致しているとか、能力 適性が十分あるとかいうケースのほうが稀でしょう。 もともと能力とか適性というのは、とてもつかみどころのないものであり、また経験によりたえず引き出されたり磨かれたりしていくものです。運動面の能力や適性は比較的はっきり表面にあらわれるし、素質の影響が強いと思われますが、知的側面や社会的側面の能力や適性は自分自身でもなかなかわからないし、また経験によって伸びていく可能性も十分あります。 実は、能力や適性がないという自分観も、努力する一歩を踏み出すことのできない②自分に対する言い訳として用いられている面があります。仕事がうまくいかない人が自分にはどうもこの仕事の適性がないと嘆いたり、今の仕事が向いてないと言いつつ転職への覚悟ができない人が、自分には能力がないからどんな仕事に替わってもどうせダメなんだと自嘲(注1)気味に言ったりするのをよく耳にします。このような言い方も、今ひとつ頑張りきれない自分や、思いきって仕事を替えてみる勇気のない自分に対する弁解(注2)だったりするのです。 自分は能力がない、適性がない、自分には無理だなどと萎縮(注3)している人は、それは勝手な思い込みにすぎないのではないか、意欲や行動力の乏しさに対する弁解にすぎないのではないか、と自らに問いかけてみるべきでしょう。能力や適性というのは、昨日までなかったのに、気持ちを入れ替えたからといって突然高まるなどということは考えにくいものです。しかし、意欲や行動力なら、気持ちを入れ替えることで突然高まるということは十分ありえることです。 ゆえに(注4)、自分自身の不遇(注5)な職場生活や充実感の乏しい仕事内容の原因が、能力や適性の不足でなく意欲や行動力の不足であることが明らかになれば、「どうせ自分には無理だ」といった後ろ向きの姿勢から、「やるだけやってみるか」といった前向きの姿勢に転じることもできるはずです。          (榎本博明『社会人のための「本当の自分」づくり』による) (注1)自嘲:自分をつまらない、だめな人間だと思うこと (注2)弁解:言い訳 (注3)萎縮している:自信をなくして消極的になっている (注4)ゆえに:だから (注5)不遇な:恵まれない

②自分に対する言い訳の例として、最も近いものはどれか。

A.人前で話すのが苦手なのは、自分はもともとおとなしいからだ。

B.人前で話すのが苦手なのは、学校で話し方を習わなかったか

C.人前で話すのが苦手なのは、そういう機会があまりなかったからだ。

D.人前で話すのが苦手なのは、しゃべりすぎはよくないと言われたからだ。

答案

参考答案:A

解析:解析:划线部分所在的句子表示,作者认为那种认为自己是一个无能的人的观念,实际上是为自己不能向前迈出一步而找的一个借口罢了。之后又举例说明了,那些工作不顺利的人会叹息自己不适合这份工作,但又下不了决心跳槽,他们会自嘲说,因为自己没能力,所以不管做什么工作都是不行的。故选项1 的举例符合作者的观点。即:之所以在别人面前不善言辞是因为原本自己就是一个文静的人。其余选项都将原因归结为是外界所导致的。

单项选择题
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