(3)次の文章は、ある園芸雑誌に載った読者から質問と専門家の回答です。《質問》先日、花屋に「育てやすいですよ。」と言われた花を買いました。言われたとおり日光がよく出たる場所に植えたのですが、枯れてしまいました。土には栄養を十分に与えました。水も毎日決まった時間にたっぷりやっていました。いったい、何がいけなかったのでしょうか。《回答》このかたは、日光、土の栄養、水と三つの要素をよく考えていらっしゃいますね。植物は生命活動の養分を日光の助けを借りて作り出しているので、日光に当てることは大切です。でも、それだけでは植物は十分に成長しません。土の栄養が不足すると、葉が小さくなったり美しくなくなったりしますから、栄養にも注意しなければなりません。もちろん水も重要で、水がなければ植物は枯れてしまいます。しかし、実は「あればあるほどいい」というものではないのです。毎日決まった時間に水をたっぷりやっていらっしゃったようですが、飲み過ぎがよくないのは人間や動物と同じです。一日一回時間も量も決めて水をやるのは規則正しいやりかたで、水をやっている人はそれで心が満たされるでしょう。けれども水を必要としているのは人間ではなく、植物のほうです、植物は、成長が止まる時期には、それほど水分を吸わなくなります。また、天候や土の種類によって土の乾き方が違いますから、どのぐらいの水を与えればよいかはその日によって異なります。こうした点によく注意して、水をやるようにしてみてください。(注)心が満たされる:満足する
回答者は植物を育てるには基本的に何が大切だと考えているか。
A.「日光」と「土の栄養」と「水」が大切だと考えている。
B.植物を枯れさせないための「水」が何よりも大切だと考えている。
C.生命活動の養分を作り出すための「日光」が一番大切だと考えている。
D. 植物を十分に成長させるための「土の栄養」が最も大切だと考えている
参考答案:A